ムシャクシャしたからララランドの感想
ネタバレあります。
音楽が好みだったのでミュージカルとしてはとてもたのしかったけど、
ストーリーはかなりつらかった(男女の恋物語として観たらダメな映画だった)。
アカデミー賞やら著名人の絶賛やらがたくさんあるけど、
夢を追ったことがあるような人間だからミアとセブに共感したってのがあると思う。
自分のような本気で打ち込んだことがない凡人には、「音楽が素敵なボーイミーツガールのラブストーリー(バッドエンド)」としてしか観ることができなかった。
夢を追うことの素晴らしさ、努力、葛藤、挫折、選択などなどをまざまざと見せつけられてつらくなった。
映画と割り切ってそれを楽しむことすらできなかった。(もし2回目以降があればまた別?)
↑よりもつらかったのはやっぱり恋愛で。
最後のミアと旦那のシーン、セブズって名前が出た辺りでやっと「旦那、セブじゃないんか!」って気づいたあたりストーリーを追えてない。
“もしもミアとセブが一緒だったら?”ってシーンもつらい。
普通にくっついちゃダメなのか??
ゴッド・ペルプ・ザ・ガールの時も同じ感情だった。
“楽しく歌って踊って夢を叶えてハッピーエンド”だけでは表現できない美しさがあるのは分かる。
かなしい。世界は広い。慣れない。
次観ることがあれば、ラブストーリーではなくミュージカルとして楽しみたいと思う。