『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』と『心が叫びたがってるんだ。』を観たんだけど、
その感想。(ネタバレあります。)
今まで(映画館で)観た映画の本数が片手におさまる自分だけど、
せっかく社会人になったのでピンときた映画は映画館で観ようと決めた。
そんなわけで今年に入ってようやく2本観た。
1つは、『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』。(これオマケ。本編は2つ目。)
ある日、フリッパーズの曲をいろいろ調べたらそれっぽいギターポップ記事でこの映画の記事があった。
ギターポップ特有のオシャレ感に惹かれて、パステルズ?もアズテック・カメラ?も、この映画に関わってるベル・アンド・セバスチャンも知らなかったけど、フリッパーズが好きならなんとなく雰囲気は分かるんじゃね?って感じで観に行った。
ボーイミーツガールの恋愛モノが大好きなので当たりかと思ったら、結局男主人公と主人公(ヒロイン?)は結ばれずに終わって、アア…ってなった。
というかヒロインが別の男と寝たりキスしたり、それなのにそれを知った男主人公から冷たい扱いを受けると怒ってるの、うーん…ってなった。
結ばれなかったからよかったかもしれないし、最後の曲もそういう感じで終わっていたのでこれで良かったのかもしれないけど、あの男主人公も頑張ってたし救いがあってもよかったのでは…。
観た作品にすぐ影響されるので、その場の勢いでパンフとサントラ買ったけど、正直パンフレットだけでよかった。フリッパーズは好きだけど、ベルセバは自分の好みじゃなかったかも。
でも、曲に合わせて歌ったり踊ったりドタバタしたりするのは好みに合っててよかった感。劇中で登場人物たちが何かを創り上げていく感?はとても良かったし感情移入できたかも。その時の場面と曲はとても合ってて青春って感じがした。
あんまり有名じゃなくて限られた劇場でしか上映されてないけど、こういう映画をたくさん観てる人ってなんかかっこいいよね。憧れる。
もう1つは、『心が叫びたがってるんだ。』。
だいぶ話題になってるから内容知ってる人も多そうだけど、
たまこラブストーリーみたいなのを想像して観に行ってみた。
結果、
とても良かった。泣いた。
ストーリーもキャラも音楽も良い感じに良い感じだった。
でも、
王道ラブストーリー大好きマンとしては、主人公同士でくっついてほしかったんだ。
そしてサブキャラ?はサブキャラ同士でくっつく。っていうのを望んでたのに。
なんで坂上くん(男主人公)と成瀬ちゃん(女主人公)がくっつかないで、坂上×仁藤、成瀬×田崎なんだ??(仁藤ちゃん→女の子。かわいい。 田崎→野球部。わかる。)
この物語はこの流れだったからこその感動だったのかもしれないけど。
というか、良い感じの女の子から告白された坂上くんが「好きな人がいる」って断るのすごい。その好きな人と確実にくっつけるか分からないのに、ここで断るのは本当に勇気がいる。
仁藤ちゃんからすれば、坂上くんとくっついてハッピーエンドだと思うけど、成瀬ちゃんは本当によく頑張った。フラれるのは辛い。というかこんなにモヤモヤしてるのは成瀬ちゃんに感情移入してたからだ…。
成瀬ちゃんはラストで田崎から告白されるけど、この二人ってどうなんだ??
田崎くんが謝るシーンとかめちゃくちゃ泣いたし、最終的に良い奴だったけど、どうしても成瀬ちゃんとくっつくのは考えたくない。田崎くんが仁藤ちゃんをラブホに誘うシーンがなければ、まだ良かったかも。この下品な感じがどうしても無理だ。下品は下品でももっと品のある下品なキャラだったらよかった(???)
ついったーみてると、成瀬×田崎は結構評判が良いみたい。
女性はそう感じる人が多いの?しらん
オタクが好きになるヒロインの類型になるのは成瀬順で、オタク目線に近い、感情移入しやすい男子が坂上拓実で、オタクの苦手なあまり好まない男子の類型が田崎大樹、と思うとあの結末でダメージ食らうかどうかがオタクリトマス紙としてすげー機能してそうな気がする
— きっちょむ (@kitchomP) 2015, 10月 1
コレ見つけて、アア~ってなりそうだったけど、ちょっと違うかも。でもなんとなくわかる。
一番は、成瀬ちゃんが坂上くんからフラれたことで相当ダメージでかい。かなしい。
なんだかんだで坂上くんは仁藤ちゃんと良い感じになりそうだし、この話で一番ダメージ受けてるのは成瀬ちゃんなわけで。田崎くんがどうにかしてくれるのか??
次観る機会があれば、今度は田崎くんあたりに感情移入して観てみたい。
それならちょっと変わるかも。
ボクみたいな王道ラブストーリー大好きマンはたまこラブストーリーだけ観てればいいのか…。救いがない。慣れない。終わり。